松浦亜弥「X3」レビュー

Good Bye 夏男
典型的エイベックスサウンドなのかな。ハイチューンに酔える。別れの曲にもかかわらずアルバムの初っぱなにぶつけるところにつんくの自信が伺える。「強引に引き留めてくれなくちゃ帰るわ 門限はわざと早い時間教えるのよ」なんてフレーズはなかなか書けないフレーズじゃないかなあ。
Get Up ラッパー
商業ポップス臭が鼻について不満。
可能性の道
ミディアムテンポの前向きな歌詞。松浦の歌声にフィットしてる。曲の展開はベタだけど、つんくが考える直球アイドルポップスとしては秀逸。
ね〜え?
こういうキュートなポップスのアレンジは元ピチカートの小西さんに徹底的にアホっぽくやってほしかった!リミックス集ができたら絶対買い。「Yeah! めっちゃホリディ」や「トロピカ〜ル恋して〜る」に続く松浦ポップスの王道。
オリジナル人生
ジャジーなイントロ。一抹の不安はあったが、やはり実験曲だったか。やるんだったら徹底的にジャジーであるか桑田佳祐のような韻を踏むような言葉遊びが欲しかった。癖にはなりそう。
恋してごめんね
メロディーは松浦ポップスの王道。少しソウル色&渋谷系の匂いがしてくる。スキャットも可愛いじゃない。
The Last Night
1stの「初めて唇を重ねた夜」が洗練されてきた。ストリングス全開のバリバリの歌謡曲。以前よりも遙かに表現力が増してきた。サビでの抑揚もさることながら、長いメロを口に出したときにヘタらなくなったのは成長。歌詞も季節感や哀愁が滲み、より歌謡曲らしくなった。
私と私と私
松浦が等身大の女子中高生にリサイズしたような感覚。「私」を歌詞に盛り込んで自然に「私」を受け入れる歌詞は秀逸。
Yeah めっちゃホリディ
割愛。
涙のわけ
後藤真希あたりが唄う方がフィットするような曲だなあ。
LOVE TRAIN
Bメロで転調するならもうちょっと練り込んで欲しかった。